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現在大学在学中のため、私なりのノートまとめとして作られたブログ。 興味のある人は遠慮せず読んでかまいません。 おかしな点がありましたら指摘してください。

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24年04月22日

保健統計(3)
人口統計
◎人口動態統計(死亡統計)の各指標
① 死亡率
死亡率(祖死亡率)=(年間死亡率/人口)×1000
◎定義
 衛生状態や人口構成などを含めた包括的な比率
 人口の構成の影響を受けやすいため、死亡状況は年齢によって差がある
◎日本の状況
 2008年は9.1  2009年は9.1
② 年齢調整死亡率
年齢調整死亡率
 =[{(観察集団の各年齢の死亡率)×(基準人口集団のその年齢の人口)の各年齢}/基準人口集団の総人口]×1000

死亡は年齢により大きく左右される

基準人口として昭和60年モデル人口
[昭和60年(1985年)の国勢調査人口をもとにベビーブームなどの極端な増減を補正し1000人単位で作成したもの]

老年人口が多い地域は、祖死亡率は年齢調整死亡より大きい
老年人口が少ない地域は、祖死亡率は年齢調整死亡より小さい

△国勢調査
 昭和35年ころから平成15年頃までは低い
  高齢化の影響で上昇傾向
PMI
 50歳以上死亡割合(PMI)=(50歳以上の死亡数/総死亡数)×100
 ◎全志望者のうち50歳以上の死亡者の占める割合
  人口構成が不明でも死亡者の年齢さえ分れば求められる
   ↓
  衛生状態を反映する(PMIが高いほど衛生状態が良い)
 ◎性・年齢階級別死因第1位
すべての年齢 悪性新生物
0~ 先天奇形
1~4 先天奇形
5~9 不慮の事故
10~14 悪性新生物
15~19 不慮の事故
20代~30代 自殺
40代 悪性新生物
年齢階級別死亡率
・早期新生児・新生児・乳児は死亡率が高い。
  ↓
 身体機能が未発達なうえ出生前後の環境の急変が重なったから
・幼児期・青少年期は低い
  ↓
 1935年頃は結核によって高かった
・40歳以降は年齢ともに高い

1952年以降すべてにおいて男性のほうが高い。
 母子保健の指標
◎定義・意味
 次代を担う健全な社会人に成長するように、母性の尊重や乳幼児の健康の保持増進を目的とした母子保健

死産:妊娠満12週以後の死児の出産

出産数
 関係式  出産数=出生数+死産数
率と比の違い
 率→分子が分母の一部  例)死産率=死産数/出産数
 比→分子と分母が異なる 例)死産比=死産数/出生数

乳児死亡:生後1年未満の死亡
新生児死亡:生後4週未満の死亡
早期新生児死亡:生後1週未満の死亡

△③国際比較
   妊産婦死亡が諸外国より低い国産期死亡率が諸外国よりもかなり低い

平均余命と平均寿命
◎定義・意味・関係
 年齢別死亡率に基づいて算出される健康指標
・平均余命…ある年齢の人が平均してあと何年生きられるか。その後の生存平均年数の期待値
・平均寿命…0歳の平均余命のこと集団の健康水準の評価指標

◎算出法
 x歳の人の余命
 x歳の生存者数㏓についての、その後の生存延年数の平均
  x歳の人の平均余命(0ex)=Tx(生存延年数の合計=x歳以上の定常人口の合計)/lx(x歳の生存者数)
○日本の現状、年次変化
 平均余命は単純に平均寿命から年齢を引いた値ではない
 0歳以外は、常にそれよりも平均余命のほうが大きい数値になる。
△国際比較
 日本は男女とも世界数の長寿命国の一つ
(平均寿命は、国により作成基礎期間などが異なるため、厳密な比較はできない)

・傷病統計の指標
 ○定義
  傷病の状況とその生活に与えられる影響とを的確に把握する
 △年齢との関係は?
  年齢が高くなるほど有訴者率、通院者率が上昇する。
 △どの調査に基づくか?
  国民生活基礎調査、患者調査、感染症発生動向調査、食中毒統計
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