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現在大学在学中のため、私なりのノートまとめとして作られたブログ。 興味のある人は遠慮せず読んでかまいません。 おかしな点がありましたら指摘してください。
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24年05月13日
疫学(1)まとめ
△疫学とはどのようなものか
人間集団における疾病の分布とその発生原因を研究する科学
○疫学の役割(4つ)
頻度と分布
影響を与える要因を明らかに
対策を考える
効果や社会的意味を考える
流行は人・場所・時における疾病などの異常な集積
○疫学の考え方
・疫学の3要因
以下3つが重要視されている
病因
急性感染症では、ウイルス、細菌、リケッチア、真菌、原虫類など
環境要因
環境側の要因
宿主要因
人間側の要因
悪性新生物や脳血管疾患などの要因が単一でない
疾病には適用ではないとされている
◎罹患率と有病率の違い
罹患率=調査期間内に新発生した患者数/観察期間内の危険曝露 ×100(or1000or100,000)
一定期間にどれだけの新たな疾病者が発生したか
有病率=ある集団のある一時点における疾病を有する者の数/ある集団の調査対象全員の数 ×100(or1000or100,000)
ある一時点における疾病を有する者の数を、調査対象者全員の数で除した。
◎疫学の種類と方法
記述疫学・分布疫学・介入研修がある。
分布疫学
要因―対照研究
・前向き(コホート)研究
・未来に向かって疾病の発病や死亡率を追跡調査する。
・罹患率、寄与危険度、相対危険度が求められる。
寄与→どれだけ増加したか
相対→何倍になったか
症例―対照研究
・後ろ向き研究
・過去にさかのぼり調査
・寄与危険度・相対危険度共に算出できない
・オッズ比があれば求められる。
(相対危険度の近似値として求める式)
△疫学とはどのようなものか
人間集団における疾病の分布とその発生原因を研究する科学
○疫学の役割(4つ)
頻度と分布
影響を与える要因を明らかに
対策を考える
効果や社会的意味を考える
流行は人・場所・時における疾病などの異常な集積
○疫学の考え方
・疫学の3要因
以下3つが重要視されている
病因
急性感染症では、ウイルス、細菌、リケッチア、真菌、原虫類など
環境要因
環境側の要因
宿主要因
人間側の要因
悪性新生物や脳血管疾患などの要因が単一でない
疾病には適用ではないとされている
◎罹患率と有病率の違い
罹患率=調査期間内に新発生した患者数/観察期間内の危険曝露 ×100(or1000or100,000)
一定期間にどれだけの新たな疾病者が発生したか
有病率=ある集団のある一時点における疾病を有する者の数/ある集団の調査対象全員の数 ×100(or1000or100,000)
ある一時点における疾病を有する者の数を、調査対象者全員の数で除した。
◎疫学の種類と方法
記述疫学・分布疫学・介入研修がある。
分布疫学
要因―対照研究
・前向き(コホート)研究
・未来に向かって疾病の発病や死亡率を追跡調査する。
・罹患率、寄与危険度、相対危険度が求められる。
寄与→どれだけ増加したか
相対→何倍になったか
症例―対照研究
・後ろ向き研究
・過去にさかのぼり調査
・寄与危険度・相対危険度共に算出できない
・オッズ比があれば求められる。
(相対危険度の近似値として求める式)
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24年04月22日
保健統計(3)
人口統計
◎人口動態統計(死亡統計)の各指標
① 死亡率
死亡率(祖死亡率)=(年間死亡率/人口)×1000
◎定義
衛生状態や人口構成などを含めた包括的な比率
人口の構成の影響を受けやすいため、死亡状況は年齢によって差がある
◎日本の状況
2008年は9.1 2009年は9.1
② 年齢調整死亡率
年齢調整死亡率
=[{(観察集団の各年齢の死亡率)×(基準人口集団のその年齢の人口)の各年齢}/基準人口集団の総人口]×1000
死亡は年齢により大きく左右される
基準人口として昭和60年モデル人口
[昭和60年(1985年)の国勢調査人口をもとにベビーブームなどの極端な増減を補正し1000人単位で作成したもの]
老年人口が多い地域は、祖死亡率は年齢調整死亡より大きい
老年人口が少ない地域は、祖死亡率は年齢調整死亡より小さい
△国勢調査
昭和35年ころから平成15年頃までは低い
高齢化の影響で上昇傾向
PMI
50歳以上死亡割合(PMI)=(50歳以上の死亡数/総死亡数)×100
◎全志望者のうち50歳以上の死亡者の占める割合
人口構成が不明でも死亡者の年齢さえ分れば求められる
↓
衛生状態を反映する(PMIが高いほど衛生状態が良い)
◎性・年齢階級別死因第1位
すべての年齢 悪性新生物
0~ 先天奇形
1~4 先天奇形
5~9 不慮の事故
10~14 悪性新生物
15~19 不慮の事故
20代~30代 自殺
40代 悪性新生物
年齢階級別死亡率
・早期新生児・新生児・乳児は死亡率が高い。
↓
身体機能が未発達なうえ出生前後の環境の急変が重なったから
・幼児期・青少年期は低い
↓
1935年頃は結核によって高かった
・40歳以降は年齢ともに高い
1952年以降すべてにおいて男性のほうが高い。
母子保健の指標
◎定義・意味
次代を担う健全な社会人に成長するように、母性の尊重や乳幼児の健康の保持増進を目的とした母子保健
死産:妊娠満12週以後の死児の出産
出産数
関係式 出産数=出生数+死産数
率と比の違い
率→分子が分母の一部 例)死産率=死産数/出産数
比→分子と分母が異なる 例)死産比=死産数/出生数
乳児死亡:生後1年未満の死亡
新生児死亡:生後4週未満の死亡
早期新生児死亡:生後1週未満の死亡
△③国際比較
妊産婦死亡が諸外国より低い国産期死亡率が諸外国よりもかなり低い
平均余命と平均寿命
◎定義・意味・関係
年齢別死亡率に基づいて算出される健康指標
・平均余命…ある年齢の人が平均してあと何年生きられるか。その後の生存平均年数の期待値
・平均寿命…0歳の平均余命のこと集団の健康水準の評価指標
◎算出法
x歳の人の余命
x歳の生存者数㏓についての、その後の生存延年数の平均
x歳の人の平均余命(0ex)=Tx(生存延年数の合計=x歳以上の定常人口の合計)/lx(x歳の生存者数)
○日本の現状、年次変化
平均余命は単純に平均寿命から年齢を引いた値ではない
0歳以外は、常にそれよりも平均余命のほうが大きい数値になる。
△国際比較
日本は男女とも世界数の長寿命国の一つ
(平均寿命は、国により作成基礎期間などが異なるため、厳密な比較はできない)
・傷病統計の指標
○定義
傷病の状況とその生活に与えられる影響とを的確に把握する
△年齢との関係は?
年齢が高くなるほど有訴者率、通院者率が上昇する。
△どの調査に基づくか?
国民生活基礎調査、患者調査、感染症発生動向調査、食中毒統計
人口統計
◎人口動態統計(死亡統計)の各指標
① 死亡率
死亡率(祖死亡率)=(年間死亡率/人口)×1000
◎定義
衛生状態や人口構成などを含めた包括的な比率
人口の構成の影響を受けやすいため、死亡状況は年齢によって差がある
◎日本の状況
2008年は9.1 2009年は9.1
② 年齢調整死亡率
年齢調整死亡率
=[{(観察集団の各年齢の死亡率)×(基準人口集団のその年齢の人口)の各年齢}/基準人口集団の総人口]×1000
死亡は年齢により大きく左右される
基準人口として昭和60年モデル人口
[昭和60年(1985年)の国勢調査人口をもとにベビーブームなどの極端な増減を補正し1000人単位で作成したもの]
老年人口が多い地域は、祖死亡率は年齢調整死亡より大きい
老年人口が少ない地域は、祖死亡率は年齢調整死亡より小さい
△国勢調査
昭和35年ころから平成15年頃までは低い
高齢化の影響で上昇傾向
PMI
50歳以上死亡割合(PMI)=(50歳以上の死亡数/総死亡数)×100
◎全志望者のうち50歳以上の死亡者の占める割合
人口構成が不明でも死亡者の年齢さえ分れば求められる
↓
衛生状態を反映する(PMIが高いほど衛生状態が良い)
◎性・年齢階級別死因第1位
すべての年齢 悪性新生物
0~ 先天奇形
1~4 先天奇形
5~9 不慮の事故
10~14 悪性新生物
15~19 不慮の事故
20代~30代 自殺
40代 悪性新生物
年齢階級別死亡率
・早期新生児・新生児・乳児は死亡率が高い。
↓
身体機能が未発達なうえ出生前後の環境の急変が重なったから
・幼児期・青少年期は低い
↓
1935年頃は結核によって高かった
・40歳以降は年齢ともに高い
1952年以降すべてにおいて男性のほうが高い。
母子保健の指標
◎定義・意味
次代を担う健全な社会人に成長するように、母性の尊重や乳幼児の健康の保持増進を目的とした母子保健
死産:妊娠満12週以後の死児の出産
出産数
関係式 出産数=出生数+死産数
率と比の違い
率→分子が分母の一部 例)死産率=死産数/出産数
比→分子と分母が異なる 例)死産比=死産数/出生数
乳児死亡:生後1年未満の死亡
新生児死亡:生後4週未満の死亡
早期新生児死亡:生後1週未満の死亡
△③国際比較
妊産婦死亡が諸外国より低い国産期死亡率が諸外国よりもかなり低い
平均余命と平均寿命
◎定義・意味・関係
年齢別死亡率に基づいて算出される健康指標
・平均余命…ある年齢の人が平均してあと何年生きられるか。その後の生存平均年数の期待値
・平均寿命…0歳の平均余命のこと集団の健康水準の評価指標
◎算出法
x歳の人の余命
x歳の生存者数㏓についての、その後の生存延年数の平均
x歳の人の平均余命(0ex)=Tx(生存延年数の合計=x歳以上の定常人口の合計)/lx(x歳の生存者数)
○日本の現状、年次変化
平均余命は単純に平均寿命から年齢を引いた値ではない
0歳以外は、常にそれよりも平均余命のほうが大きい数値になる。
△国際比較
日本は男女とも世界数の長寿命国の一つ
(平均寿命は、国により作成基礎期間などが異なるため、厳密な比較はできない)
・傷病統計の指標
○定義
傷病の状況とその生活に与えられる影響とを的確に把握する
△年齢との関係は?
年齢が高くなるほど有訴者率、通院者率が上昇する。
△どの調査に基づくか?
国民生活基礎調査、患者調査、感染症発生動向調査、食中毒統計
24年04月15日
保健統計(2)
人口統計
◎人口動態統計(出生統計)の各指標
・出生率
出生率=(年間出生率/人口)×100
・自然増加率
自然増加率と社会増加率の2つがある
自然増加率=(年間出生数-年間死亡数/人口)×100
(=出生率-死亡率)
・再生産率 3つセットで覚える!!!
① 合計特殊出生率(粗再生率)=(母の年齢別出生数/年齢女子人口)の15~49歳の合計
一人の女性が一生の間に生む平均子供数
「期間」合計特殊出生率と「コホート」合計特殊出生率がある
2つは異なる値
異なる世代 同一世代 (15~49歳)の女性の出生率を合計したもの
② 総再生産率=(母の年齢別女児出生数/年齢別女子人口)の15~49歳合計
1人の女性が一生の間に生む平均女児数
③ 総再生産率={(生命教による年齢別女子定常人口/生命表による0歳女子生存数(10万))×(母の年齢別女児出生数/年齢別女子人口)}
1人の女性が残す次世代の母親の平均数
人口統計
◎人口動態統計(出生統計)の各指標
・出生率
出生率=(年間出生率/人口)×100
・自然増加率
自然増加率と社会増加率の2つがある
自然増加率=(年間出生数-年間死亡数/人口)×100
(=出生率-死亡率)
・再生産率 3つセットで覚える!!!
① 合計特殊出生率(粗再生率)=(母の年齢別出生数/年齢女子人口)の15~49歳の合計
一人の女性が一生の間に生む平均子供数
「期間」合計特殊出生率と「コホート」合計特殊出生率がある
2つは異なる値
異なる世代 同一世代 (15~49歳)の女性の出生率を合計したもの
② 総再生産率=(母の年齢別女児出生数/年齢別女子人口)の15~49歳合計
1人の女性が一生の間に生む平均女児数
③ 総再生産率={(生命教による年齢別女子定常人口/生命表による0歳女子生存数(10万))×(母の年齢別女児出生数/年齢別女子人口)}
1人の女性が残す次世代の母親の平均数
24年04月08日
保健統計(1)
・人口統計
○人口統計の意義
健康や疾患の実態把握や健康水準を高めるための方策を探るうえで重要
○人口静態統計と人口動態統計の違い
人口静態統計、、、、人口規模、人口構造などの特性を断面的にとらえたもの。
国勢調査の代表的なもの
人口動態統計、、、一定期間内の人口変動
◎国勢調査
情報源/調査方法 は対象者が記入←義務
調査機関5年に1回 すべて国内居住者
◎人口静態統計の各指標
・人口ピラミッド
画像:http://www.toukei.metro.tokyo.jp/jsuikei/10db0001.JPG
A:ピラミッド型 B:釣鐘型 C:つぼ型
日本のピラミッド
特徴
つぼ型 第二次世界大戦による出生減、戦後の第一次ベビーブーム、第二次ベビーブーム。高齢者が多い
年齢3区別人口
・年少人口(0~14歳) 最も低い 減少
・生産年齢人口(15~64歳) 最も高い ほぼ横ばい
・老年人口(65歳以上) 2割強 増加
年齢構造指標数
・年少人口指数=(年少人口/生産年齢人口)×100
・老年人口指数=(老年人口/生産年齢人口)×100
・従属人口指数={(年少人口+老年人口)/生産年齢人口}×100
・老年化指数=(老年人口/年少人口)×100 100を超える
◎日本の現状、年次変化
日本は昭和45年に7%を超えた高齢化社会になった
平成6年には14%を超えた高齢社会になった
平成19年には23%を超えた超高齢化社会になった
△国際比較
日本は老年人口指数が特に多い
○世界人口の動向
2010年:約68.96億人
人口は増加しているが、人口増加率は減少している
一般に先
・人口統計
○人口統計の意義
健康や疾患の実態把握や健康水準を高めるための方策を探るうえで重要
○人口静態統計と人口動態統計の違い
人口静態統計、、、、人口規模、人口構造などの特性を断面的にとらえたもの。
国勢調査の代表的なもの
人口動態統計、、、一定期間内の人口変動
◎国勢調査
情報源/調査方法 は対象者が記入←義務
調査機関5年に1回 すべて国内居住者
◎人口静態統計の各指標
・人口ピラミッド
画像:http://www.toukei.metro.tokyo.jp/jsuikei/10db0001.JPG
A:ピラミッド型 B:釣鐘型 C:つぼ型
日本のピラミッド
特徴
つぼ型 第二次世界大戦による出生減、戦後の第一次ベビーブーム、第二次ベビーブーム。高齢者が多い
年齢3区別人口
・年少人口(0~14歳) 最も低い 減少
・生産年齢人口(15~64歳) 最も高い ほぼ横ばい
・老年人口(65歳以上) 2割強 増加
年齢構造指標数
・年少人口指数=(年少人口/生産年齢人口)×100
・老年人口指数=(老年人口/生産年齢人口)×100
・従属人口指数={(年少人口+老年人口)/生産年齢人口}×100
・老年化指数=(老年人口/年少人口)×100 100を超える
◎日本の現状、年次変化
日本は昭和45年に7%を超えた高齢化社会になった
平成6年には14%を超えた高齢社会になった
平成19年には23%を超えた超高齢化社会になった
△国際比較
日本は老年人口指数が特に多い
○世界人口の動向
2010年:約68.96億人
人口は増加しているが、人口増加率は減少している
一般に先